2008年10月18日土曜日

なんで野村克也氏にしないのだろう?

 私は燃える男・星野仙一氏は大好きだ。
 監督としても,解説者としても,評論家としても。
 ただ,監督技術の良し悪しに関しては疑問をもっている。
 これは,好悪とは別問題の話だ。

 日本代表の監督選びで星野氏の名前がまた挙がっている。 どうして野村氏が筆頭に来ないのか私は不思議で不思議でしょうがない。 日本に勝って欲 しいと思わないのだろうか。 私は日本で一番野球を知っている人は野村克也氏だと思っているし,監督としての能力も日本で一番優れていると思う。 おそら く日本の野球史上を通じても野村氏の右に出る人なんて,そうそういないんじゃなかろうかとすら思っている。

 前回の王監督の評価が高いけれど,私は前回のWBCの時から野村氏の方がはるかに安心だろうと思っていた。 選手時代一本足打法を極めることだけ に専念していた人よりも,選手時代から現在までずーっと試合の駆け引きのことばかり考えていた人の方が監督として優れていると思うからだ。 もちろんカリ スマ性という要素もあるから,長嶋氏という名前も挙がったりするのだろうけれど,なんでここでまた星野仙一氏なのか,全く理解できない。 北京五輪のとき だって理解できなかった。 決まったものに異議を唱えてもしょうがないし,なんてったって 『燃える男』 だから,ああいうスポーツの祭典には適任かもし れないと思って応援していた。

 試合が終わってからこういうこと言うのもよくないけれど,こないだのオリンピックの湯水のような継投策なんて愚策もいいとこだったと思う。 リズ ムに乗ってきた投手は換えるべきでないというのは野球の鉄則だと思うし,投手出身の星野氏ならそこらへん痛いほどわかっておられると思う。 それだけにあ の継投策を観たときは,唖然とした。 オールスターじゃあるまいし,あれじゃあ強打者を並べれば強くなるという発想の巨人のオーナーと同じではないか。

 継投策でいくか,先発を信頼して完投させるかの決断こそが監督の腕の見せ所だろう。 それなのに,その一番重要な決断の場面で 『これが自分のや り方だから』 などと言って半自動的に継投させていた采配は,決して評価できないと思う。 私は監督術においては,瞬時の決断力も大切だろうが,それより も最後の瞬間まで考え抜く粘り強い熟考力の方がずっと大切だと思う。 

 私は,野村克也氏がいいと思う。
 バレンタイン氏? 問題外。 まだ金田正一氏の方がいいぐらいだ。 これは日本の代表なんだし,サッカーと違って野球というのは日本の国技に近いものだから。

 野村氏なら勝てるか,と言われれば,それはわからないけれど,野村氏ならばこないだ北京の試合みたいに観てる方まで悔いが残るような試合はしないと思う。

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 ノムさんポロリ「王が星野さんがいいって…」
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081018-00000000-spn-spo

 

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