こないだ Yahoo! USA のトップに総合格闘家のセス・ペトルゼリ (Seth Petruzelli) の顔写真が出ていた。
なんでもキンボ・スライス (Kimbo Slice) という選手を秒殺したらしい。
“勝負を決するは,大技でなく小技よ” と 『空手戦争』 の大神達也は言っていたが,この試合などまさにその典型だ。
キンボ・スライス選手は,ベアナックル・ボクシング,すなわち素手でするボクシングの試合をしていたという。 何だろうと思って調べたら,なんだか人ん家の裏庭とか,どこかの倉庫みたいなとこだとか,駐車場だとか,そういう場所で,まったくの非公認のケンカのような試合だった。
Kimbo Slice vs. Adryan (かなり残酷な映像なので,見ない方がいいでしょう)
それにしてもこのKimboという選手の野蛮人のような風貌は,ロッキー3に出ていたミスターTをソウフツさせる。 いちおう私もケンカ十段なのだけれど,アメリカという国のわりと身近でこんな恐ろしい世界が展開していたのかと思うとゾッとする。
素手で殴りあいをするだなんて,とほうもない勇気だと思うし,私にはとても考えられない世界だ。 平家物語の時代の京の公家や平家人にとって,東夷とか坂東武者というのはまさにこんな感じの人々だったんじゃないかと想像する。
ちょうど日本の平安末期みたいに今まさに世の中が変わろうとしているのかもしれない。 やだなあ。
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