セロテープをひっぺがす瞬間に,なんとX線が発生するんだそうだ。 まったく驚きだ。
ただし,真空中でないとダメらしい。
今週のネイチャーの表紙にもなっている。
人工ヤモリの足といい,このセロテープの話といい,こういう話は大好きだ。 意外なところにまだまだ人間の知らない自然の秘密があるものだ。
まだ読んでないので詳しくはわからないけれど,粘着テープが実際に剥がれている部分というのは細い一本の線状になっているわけで,そのとき引っ張る力の全てがその線に集約されるからじゃなかろうか。 テープが剥がれている線の部分で粘着剤がほんの一瞬伸びてまた縮むときに発生するエネルギーというものは膨大なものになるらしく,おそらくその一部がX線として放射されるのだろう。
この方法を利用すれば,特に高電圧など発生させなくとも廉価にX線を発生させることができる。
いろんなことに応用できそうだ。
真空中でないとX線は出ないらしいので,普段ふつうにセロテープを使っていてもX線にさらされる心配はないらしい。
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