2008年11月5日水曜日

ムラ国家・日本

 この国では,偉くなると,ひとつの型にはまった考え,あるいはみんなで申し合わせたような意見しか表明できないものらしい。 田母神氏の論文云々などよりも,そっちの方がよっぽど奇形だと思う。
  歴史に関して正しい認識,正しくない認識,などと決めつけることすら,アメリカとかが掲げる 『正義』 と同様に笑止千万極まり無く感じる。 まして,異 論を唱える人に対して誰も正面から面と向かって議論しようともせず,ひきつったような顔をして変なふうに周囲から圧迫して封じ込めてしまう点など,民主国 家としてあるまじきことだと思う。

 敗戦まで天皇という超越した存在を掲げていたのを,戦後の日本は単に 『戦争責任』 という言葉にすり替えただけなんじゃなかろう か,と思ってしまう。 そして,それをGHQの所為にしたがる人が多いけど,私はそれは違うと思う。 日本人が自分でそうしてるんだと思う。 何かよくわ からないあやふやな存在ないし言葉を絶対的なものに掲げ,そのことについて議論することすらタブーみたいなものにしたがるという性質は,日本人の特質なん じゃないだろうかと思ったりする。 そして,そういう社会の性格は,山岳信仰や巨石信仰をしていた時代と本質的にあまり違わないんじゃなかという気がす る。

 <航空幕僚長>民主、攻勢強める 給油延長法案成立不透明に
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081101-00000074-mai-pol

 それにしても,いつから日本はこんなに中国や韓国の機嫌をとりたがるようになったんだろう。
 日本の政府は,外見的には中国や韓国の逆鱗 に触れまい,触れまいと,ビクビクしているふうに振舞いながらも,心の中では両国を明らかに見下しているようなところがある。 こういう表裏のある政府を 一個人に例えたとしたら,すごく嫌な奴だ。 外国人が日本を見たとき,日本国民よりも日本政府の方に当然目が向くだろう。 例えば中国人や韓国人が反日感 情を抱くのは,べつに反日教育をしているからというだけでなく,むしろ日本政府の腹黒さに対するごく自然な嫌悪感の方がずっと大きいのではないかと思う。

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