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2008年11月7日金曜日

アメリカは人種差別の国か

 オバマ氏が大統領になったことが,日本でも大きなニュースになってあちこちで書かれていたけど,その中でもとくに目立ったのが 『人種差別の国アメリカ』 という認識だ。 私などは,何バカ言ってるんだろう,と思ってしまう。 日本なら人種差別なんてしない,とでも思っているのだろうか。 

 人種がごった混ぜになれば,人種的偏見が生まれない方がおかしいと思う。 それでもアメリカは 『人種的偏見をもつことが間違いである』 という 理念をずうっと前から提唱しているし,世界中から移民を受け入れ,長いこと人種問題というものに対して真正面から向き合っている。 それでようやくここま でたどりついたという感じなんだと思う。 人種問題という点に関していえば,アメリカほど世界の先端を行っている国は他に無いと思うし,今回の選挙でもま さにそのことが証明されたようなものだろう。

 日本という国では,アジア人同士であるばかりでなく,同じ日本人同士でもいまだに差別が根強く残っているという。 性的偏見に関しても日本のテレ ビをつければ愕然としてしまうほどに根強いし,まだそれが差別や偏見だということにすら気づいていない人が大多数いるというのが現状だと思う。 そんな国 にもし世界中からいろんな人種が流入したら,一体どうなるだろう。 もし外国人がこぞってやってきて,軟弱で学力の低下した日本の若者からどんどん仕事を 奪っていき,街のあちこちを異人種の人々が我が物顔で闊歩し,よくわからない言葉を話しながら日本人の扁平な顔や出っ歯や短い足を指差してクスクスと笑っ たりし始めたりしたら一体どうなるか。 日本の社会は,そういうものを飲み込んで消化できる程に成熟しているだろうか。 私はまだまだだと思う。 日本 は,まだそういう問題に直面したことすらない。

 日本人が人種差別をしないのでなく,日本社会自体がまだ人種問題に関して未熟以前の段階であり,人種について考えるレベルにすら達していないだけ だと思う。 人種的偏見というのが一体どういうものなのか実感としてわかっている人なんて,日本にどれほどいるというのだろう。 せいぜい自分が海外旅行 先で意地悪されたことがある,とかいう程度じゃなかろうか。 アメリカのことを 『人種差別の国』 などと決め付けること自体,すでに偏見に他ならないし,何にもわかっちゃいない。 おこがましいにも程があるし,まったく笑止千万だと思う。

 

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 「オバマ氏は日焼けしていてカッコいい」…首相発言で政界炎上
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081107-00000038-rps-soci

 


2008年10月12日日曜日

Beverly Hills Chihuahua

 私は基本的に動物モノは自らすすんでは観ない。
 だけど坊が 「みたい,みたい」 というので,観てきた。
 そしたら案外面白かった。

 Beverly Hills Chihuahua

 大富豪に飼われ裕福な生活を送っていたお嬢様チワワが,ひょんなことでメキシコに連れていかれてしまい,そこで悪者にさらわれてしまうという話だ。 なんとかビバリー・ヒルズに帰ろうとして,いろんな犬や,いろんな人と出会い,助けられ,世の中を知ってゆく。 
 いかにもディズニーらしい 『人種的偏見を無くそう』 というテーマも多分に込められていた。

 この映画のテーマは,人というのがいかに眼前の世界や物事の本質を見ることなく,アタマの中に構築した先入観でもって物事を決め付けているか,ということだった。
  大富豪に雇われているガーデニング職人の男に向かって,留守番を任された女性がおもむろにヘタクソなスペイン語で話しかけるというシーンがあった。 土い じりする職業の人は当然メキシコ人だろう,という先入観があるということだけど,これほど失礼な話は無い。 社会の一員になろうとしている人間に向かっ て,言葉を交わす前から 『お前はヨソ者だよね』 と決めつけているからだ。 海外旅行ぐらいしか行った事のない日本人には,この感覚はなかなかわかりに くいだろう。 日本に住む外国人が 『ガイジン』 と呼ばれるのをあまり好まないのと,ちょっと似ているかもしれない。

 私が一番面白いと思ったのは,愛玩犬のケアのために湯水のごとくカネを使う大富豪達の姿だった。
 まるで徳川綱吉の世界だったが,今の経済危機を予見して皮肉を込めて描いたかのような演出だった。

 レーティングこそ低いけど,私の好きなテーマだったので楽しめた。