こないだのペイリン氏のスピーチが好評だった。
確かに彼女のプレゼンにはインパクトがある。
だけど,ああいうスピーチの内容そのものは別に本人が考えたわけではなく,ちゃんと台本を書く専属の人がいる。 それはオバマ氏だってそうだ。
選挙戦に勝つためにプロが練りに練った内容なわけだから,スピーチの内容だけではその人がどういう考えをもった人なのかということはなかなか伝わってこない。 それに,スピーチなんて練習すればいくらでも上手くなる。
むしろ,聴衆や記者団からの突っ込んだ質問に対して,どういう返答をするかで候補者の本当の意味での真価が問われる。
オバマ氏やクリントン氏が移動中の飛行機の中で記者団からの質問に答えている映像は,よく目にした。 ひとつひとつの質問に対してちゃんと向き合って対応 し,自分の言葉でもって回答している。 それは民主党の副大統領候補のバイデン氏もそうだ。 そういうところに彼らの政治家としての実直さと誠実さが感じ られる。
一方,ペイリン副大統領候補は,台本がないと質問に答えることが出来ないらしい。
No questions, please; Palin sticks to her script
http://www.forbes.com/feeds/ap/2008/09/09/ap5406235.html
そういえば,彼女が聴衆や記者団と向き合って対話しているという姿は,あまりみたことがない。
移動の飛行機内でも,彼女への政策等に関する質問は一切お断りなんだそうだ。
彼女が質問を受け付けるのは,候補者としてもうちょっと落ち着いてからなのだそうだ。
要するに,まだお勉強中ということか。
彼女のスピーチの内容そのものも,アメリカ人の誇りだとか栄光だとか,戦争に勝つだとか,そっち方面のことばかりで,オバマ氏やクリントン氏のそれと比べると,はるかにレベルが低い。 彼女の言わんとすることは,日本の街角で軍歌を流しながら徘徊している黒ずくめの右翼団体と本質的に何ら違いは無いように思う。
あるいはオバマはダメだとか言うだけで,政策に関して具体的なことは何一つ触れていない。
アドリブも利かないらしく,聴衆が即興スピーチをせがんでも,にこにこ笑うだけなのだ。
結局,サラ・ペイリン候補というのは,独自の哲学や政治手腕を評価されて選ばれたのでなく,単に選挙戦のマスコットとして選ばれたのだ。
オバマ氏とクリントン氏の舌戦は,醜い面もあったけど,それなりにレベルが高かった。
両者とも国家と政治に対する誠意で満ち溢れていたし,透明で爽快感のある両者の話しぶりには,私のような外国人にとっても心地良いものがあった。
これでオバマ氏が負けたりしたら,アメリカにはきっとバチがあたる。
ペイリン氏のおかげでマケイン氏が勝つことになれば,それは 『アメリカ人の大半は馬鹿である』 ということを世界に喧伝するようなもんだ。
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ちなみにペイリン氏は,マケイン氏に追随してアラスカ沖の海底油田の掘削を提唱している。確かに彼女のプレゼンにはインパクトがある。
だけど,ああいうスピーチの内容そのものは別に本人が考えたわけではなく,ちゃんと台本を書く専属の人がいる。 それはオバマ氏だってそうだ。
選挙戦に勝つためにプロが練りに練った内容なわけだから,スピーチの内容だけではその人がどういう考えをもった人なのかということはなかなか伝わってこない。 それに,スピーチなんて練習すればいくらでも上手くなる。
むしろ,聴衆や記者団からの突っ込んだ質問に対して,どういう返答をするかで候補者の本当の意味での真価が問われる。
オバマ氏やクリントン氏が移動中の飛行機の中で記者団からの質問に答えている映像は,よく目にした。 ひとつひとつの質問に対してちゃんと向き合って対応 し,自分の言葉でもって回答している。 それは民主党の副大統領候補のバイデン氏もそうだ。 そういうところに彼らの政治家としての実直さと誠実さが感じ られる。
一方,ペイリン副大統領候補は,台本がないと質問に答えることが出来ないらしい。
No questions, please; Palin sticks to her script
http://www.forbes.com/feeds/ap/2008/09/09/ap5406235.html
そういえば,彼女が聴衆や記者団と向き合って対話しているという姿は,あまりみたことがない。
移動の飛行機内でも,彼女への政策等に関する質問は一切お断りなんだそうだ。
彼女が質問を受け付けるのは,候補者としてもうちょっと落ち着いてからなのだそうだ。
要するに,まだお勉強中ということか。
彼女のスピーチの内容そのものも,アメリカ人の誇りだとか栄光だとか,戦争に勝つだとか,そっち方面のことばかりで,オバマ氏やクリントン氏のそれと比べると,はるかにレベルが低い。 彼女の言わんとすることは,日本の街角で軍歌を流しながら徘徊している黒ずくめの右翼団体と本質的に何ら違いは無いように思う。
あるいはオバマはダメだとか言うだけで,政策に関して具体的なことは何一つ触れていない。
アドリブも利かないらしく,聴衆が即興スピーチをせがんでも,にこにこ笑うだけなのだ。
結局,サラ・ペイリン候補というのは,独自の哲学や政治手腕を評価されて選ばれたのでなく,単に選挙戦のマスコットとして選ばれたのだ。
オバマ氏とクリントン氏の舌戦は,醜い面もあったけど,それなりにレベルが高かった。
両者とも国家と政治に対する誠意で満ち溢れていたし,透明で爽快感のある両者の話しぶりには,私のような外国人にとっても心地良いものがあった。
これでオバマ氏が負けたりしたら,アメリカにはきっとバチがあたる。
ペイリン氏のおかげでマケイン氏が勝つことになれば,それは 『アメリカ人の大半は馬鹿である』 ということを世界に喧伝するようなもんだ。
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それでもアラスカ州民はペイリン氏を支持するのだろうか。
馬鹿じゃなかろうか。 私には信じられない。
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