2007年11月15日木曜日

国際政治は感情でうごく

 国際政治は結局は感情で動く,と言われるけど,まったくそのとおりだと思った。
 個人としてみればオトナなはずの政治家だけど,一歩さがって眺めてみると国際関係というのは実にコドモっぽい感情が原因で動いたりするもんだ。

 チャベス大統領、スペイン国王の一喝「黙れ」に謝罪要求
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071115-00000104-yom-int

 ベネズエラ大統領を見下したような態度をしたスペイン国王もそうだし,それにいちいち腹を立てる大統領も大統領だ。
 まったく馬鹿馬鹿しい。
 国家指導者の個人的な感情でもって国の舵取りしてたら,すぐに戦争が始まってしまう。


 ベネズエラはこの原油高でずいぶん儲けている。
 採掘では自国の企業を保護し,外国資本に対して油田使用料を高くして,原油価格をつりあげて利益を得ている。 それでチャベス大統領も妙に強気なってるんだろうけど,なんだか成金じみていてあまり良い印象をうけない。

 アメリカが最近ブラジルとの関係をやたら強化しようとしているのは,ベネズエラを強く意識してるというのもあるんだろうか。
 


 しつこいようだが,私はチャベスといえば,フリオ・セサール・チャベスの方が全然好きだ。
 メルドリック・テーラーとの対戦は,チャベスは明らかにポイントで負けていたのだが,最終ラウンド残り2秒で逆転KOした,まさに伝説的な試合であった。
 ワン・ツー・スリーで,左ボディーフック。 左アッパーから右ストレート。 いかにもメキシカンらしいコンボは,息子のチャベスJrも受け継いでいる。


 そうえば,ベネズエラといえば,無冠の帝王カーロス・リベラの母国だな。